税理士になる為の勉強時間
税理士になる為の勉強時間は、個人差がありますが、5科目の試験をクリアするのに、平均1科目1年ぐらいかかるといわれていますから、約5年は見積もっておいた方が良いようです。また、暗記するものが多いので、気長にコツコツと記憶して行かなければならず、根気がいります。
また、税理士試験は何点取れば合格という絶対評価法ではなく、相対評価法が適用されているので、受験生のレベルをデータとして知っておく事が大切になります。
勉強時間を無駄にしない為にも、受験専門校など、試験内容や、受験者のデータに明るい学校や専門機関と二人三脚で目標に立ち向かう方が、独立独歩よりも近道になるのはいうまでもありません。
最近は専門学校や大学、又は大学院でも通信講座が増えてきました。通信講座の良い点としては、時間や場所に拘束されず、自分のペースで学べるところでしょうか。
テキストで学んだり、インターネットを使ったり、勉強法も多様になってきています。ただ、自分で自由に勉強できる反面、ある程度の自己管理が必要なのはいうまでもない事でしょう。
税理士の将来
税理士の仕事の幅はとても広いものです。税務全般について詳しい知識を持ち、さらに活躍することのできるフィールドも数多くあります。これからもますます活躍の場は広がっていくと予想されます。
中には最近のパソコンソフトの普及によって税理士の仕事が減っていくのではないかと心配する向きもあります。心配であることも理解は難しくないことですが、税の計算をすることだけが税理士の仕事ではありません。
顧客の立場になってコンサルティングをしていきます。パソコンソフトでは行うことのできない仕事が残されていますから、それをどれだけ人間である税理士がこなしていくことができるかということになります。
企業や個人事業主にとって、関係してくる税はとても複雑なものです。固定資産税や法人税、所得税、固定資産税など、多くのものがあります。税金の申告や書類の作成、相談に乗る仕事も税理士にしか行うことができません。
さらに会計業務や税務業務といったことは、日本国内に留まりません。国際社会になってきている今、海外にも日本の企業が参入しています。「国際税務」と呼ばれる仕事も、税理士の仕事になるのです。