税理士事務所の開業について③
3.税務・会計ソフトなどの費用
税理士としての登録及び事務所が確保出来たら次に必要となるのが、業務で必要となる税務・会計ソフトシステムです。
現在会計・税務のソフトシステムは主に2種類あり、インストール型のパッケージタイプのソフトと、インターネットに繋げて使用するクラウド型のソフトがあります。
パッケージ型のソフトは基本的には買取の為、購入費用は1階で済みます。
勿論初期の購入費用がかかりますが、トータルコストを考えた時にクラウド型よりは費用が抑えられるケースが多いと言われています。
ただし、デメリットとして特定の場所やデバイス(環境)からしか利用できないのと、新しいバージョンが登場した場合にバージョンアップをする手間などがかったたりします。
インストール型のソフトは機能や性能に応じて金額も色々あり安いものだと1万円くらいで購入できますが、高いものだと15万円以上のものまでとかなり幅があります。
以前はインストール型が主流でしたが、近年はクラウド型のソフトが増えてきており、やはりメリットとしてインターネット環境があればどこでもアクセスできるので、情報管理しやすいとう特徴があります。
クラウド型のタイプは基本的に年間利用料を払う形式のものが多いですが、こちらも操作性や機能等によって金額の幅が広いです。
4.HPや名刺などの必要経費
最後にやはり事務所を知ってもらうためには新規の営業やマーケティングが必要となります。
そこで欠かせないのが事務所のホームページや名刺、パンフレットなどの作成です。
ホームページの開設に関してはドメインやサーバーの費用なども必要となります。
作成費用に関しても内容によって金額は変わりますが、安ければ10万円以下で作成できますし、高ければ数十万(場合によっては100万円を超える)掛かります。
また名刺やパンフレットなども自分たちでデザイン出来ない場合は外部に依頼する必要がるので、デザイン費用や印刷費用を合わせると数万円はかかるとお考え下さい。
勿論これ以外にハンコ(実印・銀行印・法人印など)の製作費や備品代、プリンターやパソコン、電話などの費用等様々な費用が飛鳥となりますので、ある程度の資金を蓄えた上で独立開業はおこないましょう。