税理士の年齢層

税理士の年齢層は5割以上が60歳以上と非常に高くなっています。税理士には定年がなく一生の仕事であると言えるからです。知識を使い体力はそれほど必要のないことがその理由でしょうか。
また、仕事をしながら税理士試験を受けたり、ある程度社会経験を積んでから生涯資格として税理士の資格を取る方が多いのも理由の一つかもしれません。

では50歳を過ぎてから税理士の仕事に転職できるのかと言えば、それは正直難しいかもしれません。
やはり50歳という年齢は人間的にもキャリアのある年齢です。50歳の新人というのは雇い主の方も扱いにくいですよね。だったら30代の若い方のほうがまだ使いやすい・・・そんなことになりかねません。
会計事務所などで仕事をしてきた方が第二の人生のために税理士の資格を取るのであればすぐに開業することも可能でしょう。
自分の事務所で自分のペースで仕事をする。これが生涯の仕事として成り立っていく秘訣なのだと思います。

税理士法違反

税理士の資格を持つ人しか行ってはいけない税務があります。その仕事は税理士法で定められていて、他人の求めによる「税務代理」「税務書類の作成」「税務相談」は税理士法で税理士しか行えません。
簡単に説明すると人からお願いされた納税のための書類の作成代行や申請代行は税理士しか行ってはいけないということです。
税理士の資格を持っていない人がその行為をすると税理士法違反で逮捕されます。
実際に社会保険労務士の資格しかない人が税理士独占業務を行って逮捕された例があります。

気をつけなければいけないのが税金や経理に詳しい一般の方が気づかずに税理士法違反を犯している可能性があるということです。
知り合いの事業主から「税金詳しいから書いて」と言われて書類を書くことは税理士法違反となってしまいます。
有償、無償は関係ありません。お金を受け取らなくても税理士法違反となりますので自分で引き受けるのではなく、税理士を紹介するにとどめておきましょう。

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